成人式(1月4日)
この村では島出身の若者が帰省している間を狙って,1月4日に成人式を行う。平成17年の村の新成人は59名。そのうち,31名が出席。ちなみに私の住む集落出身者は4名であった。小中学生によるエイサーの披露されたのち,成人の大半は村を出たり,島を離れたりしているので,この場で自己紹介と近況や将来の夢を報告しあったりするのが恒例となっているのだそうだ。
かつては鰹漁業で栄え,800名ほどいた集落民も今では200名足らずである。村全体でも人口は約2000人。寂しい話だが,成人に限らず,若者は進学や就職で村を出る傾向にあるし,一部の地域を除いて子どもの数も減ってきている。そこには過疎化の問題や村の産業の問題,公共事業の問題やいわゆる奄振法の問題など,あらゆる社会問題が根底にあり,解決できないまま今日に至っているのが現状である。できるだけ長く成人式が続いてほしいものである。
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